海ほたるはアクアライン連絡道内の海の上にあるパーキングエリアです。
珍しいですよね。
海の上のレストラン、海の上のテーマパークとか、「海の上」ってつくとなんだか特別な感じがしますね。
そんな特別な雰囲気のある海ほたるPAを通れば電車に乗らずに都内への通勤だってすることができるんですが、まだまだ認知度が低い気がします。
海ほたる通勤についてまとめました。
良いところ
海ほたるを通る高速バス通勤の良いところをまとめました。
電車よりも早い
路線はいろいろありますが、木更津~品川線を例にとってみました。
片道あたり
・電車(JR)の場合:1490円/約90分
・高速バスの場合:1350円/約60分
となります。
高速バスの方が片道140円も安いですし、通勤時間も30分ぐらい電車より早いです。
渋滞などで到着時間が遅れることはありますが10分ぐらい遅れたとしてもまだ電車より早いです。
通勤時間帯は本数も多い
通勤時間帯は高速バスの本数も多くなっています。
7時台の木更津駅発の品川行は7本あります。9分に1本は出ている計算になりますね。
木更津駅の7時台の上り方面の電車は8本です。(1本は特急なので実質7本)
電車よりもバスの方が本数が多いわけです。
意外でしょ?
絶対に座れる
高速バスは立ち乗りが禁止されているので、必ず座ることができます。
通勤時間帯の電車は始発駅でもない限りあまり座れないですよね。
高速バスは必ず座れます。
当然ならが、乗車定員を超えた場合は次のバスを待つことになります。
長年アクアラインバスを使っていますが普段の通勤時に定員オーバーで乗れなかったことはありません。
疲労軽減・精神安定
すし詰めのような満員電車が高速バス通勤ではありません。
毎日苦しい、暑い、辛い思いをする必要がなくなりますし、立ちっぱなしによる心身の疲労からも解放されます。
悩ましいところ
良いところを上げてきましたが、当然悩ましいところもあります。
定期になると割高になる
1回の交通費は電車より高速バスの方が安いですが、定期になると高速バスの方が割高になります。
高速バスの定期は1か月、3か月のみとなります。
(東京行の一部は6か月定期があるところもあります、多くのルートはありません)
木更津~品川線の6か月間の定期券料金を比較してみると・・・
・バス定期券(3か月×2):248860円
・JR6か月定期:207440円
およそ4万円の差が生じます。
年間で計算すると高速バスの方が約8万円も多くかかってしまいます。
天候の影響を受けやすい
特に横風が高速バス通勤の天敵です。
強風になるとアクアラインが通行止めになるので、そうなると高速バスも運休になります。
風速20mを超えるといつ通行止めになってもおかしくありません。
風速20mなんて台風でも来ないとそうそう吹かないのでは?
と思うかもしれません。
海ほたるがあるアクアラインは海上を道路が走っているので風の影響をモロに受けます。
陸上ではさほど風が吹いていなくても海上は強風だった。なんてこともよくあります。
通勤経路として認められない
おそらくこれが一番の問題だと思います。
海ほたる通勤は通勤経路として認められるかは会社次第です。
基本的には電車での通勤を推奨している会社が多いと思います。
高速バスは路線バスとは違うので、新幹線通勤のような特別な扱いに分類されます。
通勤経路は電車で申請して高速バスで通う(自腹)という方法もありますが、道中で何か起きた時に労災認定されないのでその点はご注意ください。
渋滞の影響を受けやすい
渋滞の発生場所によっては身動きとれなくなることもあります。
首都高は事故も多いので渋滞の影響を受けやすいです。
ですが、渋滞が事前にわかっているときは運転手さんもも迂回ルートを選択してくれるので、大幅に到着時刻を遅れるなんてことはほとんどありません。遅れても10分ぐらいが多いですね。
電車でも遅延や途中で止まって身動き取れなくなることはあるのでその辺はバスも一緒です。
田舎暮らしも良いもんだ
仕事場は都内だけど都会の喧騒からは離れたい。
1戸建てほしいけど都内じゃとても買えない。
なんて方には海ほたる通勤は非常にマッチした通勤方法だと思います。
高速バスを使えば千葉の片田舎に住みながらでも結構楽に都内(横浜方面もOK)出られます。
戸建ても土地付きでもお手頃な値段で購入できるので拠点を千葉に移して穏やかな日常を手に入れるのも有だと思います。
それでは~
◆おまけ
海ほたるPAは品川線のバスは通過するので立ち寄ることはできません。
海ほたるPAにバスで立ち寄りたいときは川崎線に乗る必要がありますよ。
◆アクアラインの通行止め頻度はコチラの記事も参考にどうぞ