冬は寒さで体が冷えがちになります。温泉に入ってゆっくりしたい。でもあまり遠いところはちょっと・・・
というなら伊豆が東京からも近くて温泉も多くあってオススメですよ。
伊豆の温泉の特徴
伊豆は半島全体に有名な名湯が多く、日帰り温泉旅行するにも困らないです。
伊豆は場所によって源泉が違うため、泉質も違っています。
伊豆には大きく分けて3タイプの温泉がありますよ。
肌が敏感な方でも安心して入湯できる、単純温泉。
体の芯からポカポカと温まることができる塩化物泉
動脈硬化にも効能があると言われる硫酸塩泉
単純温泉
単純温泉は、「さらりと肌に優しいお湯」なので肌が敏感な方でも安心して入湯できるので小さいお子さんからお年寄りまで楽しむことができます。
単純温泉とは温泉水1kg中の溶存物質の含有量が1グラム未満の温泉が該当します。
含有成分量が少ないことで刺激が少なく肌にやさしい温泉水です。
塩化温泉
塩化物泉は湯冷めしにくく体の芯からポカポカと温まることができます。
塩化温泉は海水の成分に似た食塩を含み、塩辛く無色透明の湯です。
塩化物泉は入浴することにより、皮膚に塩分が付着し、汗の蒸発を防ぐため、保温効果がよく、湯冷めしにくい事から「熱の湯」といわれています。
硫酸温泉
硫酸塩泉は「傷の湯」「脳卒中の湯」とも呼ばれ、痛みを和らげたり高血圧や動脈硬化など持病を持つ方にオススメです。
硫酸温泉は含んでいる含有成分により効果が若干異なり、カルシウム硫酸塩泉(石膏泉)、ナトリウム硫酸塩泉(芒硝泉)、マグネシウム硫酸塩泉(正苦味泉)に分かれます。
「石膏泉」は、浴用ではカルシウムの鎮静効果が高いため、昔から「傷の湯」と言われています。
「芒硝泉(ぼうしょうせん)」は、高血圧症、動脈硬化症、外傷に効果があると言われています。
「正苦味(くみ)泉」は、マグネシウム分を多く含んでいるため、血圧を下げ、痛みを和らげる鎮静作用があります。
伊豆の温泉あれこれ
伊藤温泉
伊豆では「伊東温泉」が有名です。
伊東温泉は、別府温泉、熱海温泉とともに日本三大温泉郷のひとつに数えられています。
伊藤温泉は国内でも有数の豊富な湧出量があり、25度から68度の熱い温泉が毎分あたりおよそ32000リットルも湧き出ているそうです。豊富な湯源があることからか自家源泉を持っている旅館も多く、伊豆には源泉掛け流し温泉も多いのです。
観音温泉
下田の観音温泉も有名です。観音温泉はpH9.5という強アルカリ性の温泉で美肌に効果があると言われています。
温泉から出たらつるつるしたお肌になれることでしょう。また、観音温泉は飲める温泉でもあります。酸性になりがちな体を弱アルカリ性に戻してリフレッシュしましょう。
熱海温泉
熱海温泉は徳川将軍に愛された温泉でした。4代の将軍徳川家綱は、熱海の温泉を樽に入れて江戸城まで運ばせたと言います。
大昔から高貴な人にも愛された熱海温泉は、熱海駅周辺も新しくなり活性化しています。JTBグループが行った「意外と熱海」という活動もあり変わってきているようです。
伊豆の温泉ロケーションは素晴らしい
伊豆半島には源泉が点在しているので、ちょっとドライブして入浴するなど、立ち寄り温泉するにも適しています。
日帰り旅行にもおすすめなのです。なかには、料金が無料の温泉もありますし、高くても数百円の良心的な料金で入れる施設が多いです。
また、一般の公園など公共の場でも、温泉の足湯を設置するなど、どなたでも無料で楽しめる場所がたくさんあります。レストランなどの施設にも、足湯を作っているところも多く、食事したお客さんが無料で足湯を使えるサービスなどがあります。
真冬の寒さのなかでも、足湯に浸かるとポカポカしてくるから不思議です。
また、地元の方々が常連さんになっている、古くからの共同浴場も残っていますから、地元の方と会話を楽しんでみたい、なんて方は共同浴場に浸かってみてもよいかもしれません。
伊豆は絶景を見渡せるスポットも多く、海はもちろんのこと、富士山や、夕日が見える露天風呂も多いです。
国内の温泉地でこれだけ素敵なロケーションを持っている土地は貴重です。
東京から伊豆まで
東京から伊豆下田まで行くとした場合
車の場合
東京から伊豆へは東名高速道路を利用すれば3時間程度で着けます。
伊豆周辺の道路は渋滞することも多いので、移動時間は多少なりとも余裕を持たせて計画しておく方が良いですよ。
人数が多い(4人とか)なら電車よりも料金を安く済ませられやすいのが良いところですし、道中寄り道しやすいのも車のいいところ。
電車の場合
東京から踊り子号に乗ってしまえば伊豆下田までは一本で行けちゃいます。3時間弱と言ったところです。
乗り換えなしで行けるのは楽らくですね。それに車のように渋滞する心配がないので時間通りに到着できます。
時間を効率的に使いたいなら電車がおススメです。
おわりに
いかがでしたでしょうか。
伊豆にはいろいろな温泉地があり、温泉の成分も異なるので、行くたびに新たな発見があるかもしれません。
電車で行くにしても車で行くにしても冬の伊豆は寒いので、暖かい服装でお出かけしてくださいね。